ご挨拶

はじめに

 「経営品質向上活動」とは、変化の激しいグローバルな市場原理主義の時代を勝ち残るために、「顧客本位に基づく業績の卓越性」を徹底的に追求し、顧客や市場の視点からたえず「経営全体の仕組み」を見直し、自社の強み・弱みを客観的に自己評価することによって「経営革新」へとつなげて、長期的に競争力を維持・発展させる強い経営体質を築いていくための活動です。

 このような活動は、すでに全国各地に30を超える「経営品質研究会」「経営品質協議会」が設立されて、「経営品質向上プログラム」に基づく活動として、活発に展開されています。「経営品質向上プログラム」とは、経営品質向上活動のガイドラインとして、(財)日本生産性本部が1995年に創設した「日本経営品質賞」の考え方に基づいた経営革新実現のためのプログラムであり、一連のツールや施策(日本経営品質賞、経営品質レベル評価プログラム、経営品質の自社評価ができる人材の育成、経営革新推進者のための学習・情報交換の場の提供...など)がセットされています。

 そもそも「日本経営品質賞」とは、経営革新の世界的なデファクト・スタンダードと言われるアメリカの「マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)」によるセルフアセスメント(自社評価)の考え方を範として、わが国の風土に合わせて作られた経営革新プログラムです(同様のものは、欧米やアジアをはじめ 50以上の国・地域で実施されています)。そのガイドブックとも言うべき「アセスメント基準書」は、最新の経営理論が取り入れられ、広く一般に公開されており、経営体質改善・経営革新を進めるうえでの格好の"経営の教科書"と評価されています。

 このような認識のもとに、富山商工会議所では2002年4月に経営品質向上活動の普及・推進を目的として「富山経営品質研究会」を発足させ、さらに 2003年6月には「富山県経営品質協議会」へと発展させて活動を強化してきました。当会は、安直なマニュアルの提示や新たな経営者団体の樹立をめざすものではありません。当会が念願するのは、当会に参加する企業の自主的・創造的な活動によって、富山の企業(特に中堅中小企業)が共通した時代認識のもとで「経営革新」の芽を育て、花を咲かせ、その成果を富山の産業界全体が共有することを通して、県産業界に新しいエネルギーが生み出される気運をつくる一助となることです。ひろく、意欲ある企業および経営幹部の方々の参加を呼びかける次第です。

富山県経営品質協議会
代表幹事 近藤 駿明