富山県経営品質協議会活動内容 定例会

11月度定例会 (富山会場:2003/11/19、高岡会場:2003/11/17)

●「重視する考え方」シリーズがスタート

 植木講師担当の富山会場は11月19日(水)に、「アセスメント基準書研究会⑩/重視する考え方1:顧客から見たクオリティ」が開催されました。

 植木講師は、「顧客から見たクオリティ」という考え方は、企業の存在を「自―他」関係において“相対論”的に普遍化して捉えるべきだとして、「基本理念」とリンクして解説されました。

 「自」の主体的な視点は「顧客セグメント」を起点とした「価値提案・価値提供」として表われ、「他」の主観的な視点は「顧客にとっての価値」評価として(しかも“知覚品質”として)表われる。

 市場原理主義=顧客本位とは、後者を先件基準として「自」の主体的な視点や活動を評価・見直しすることである。

 このことは、「他」を「顧客」だけでなく「社員」「ビジネスパートナー」「社会」と置き換えれば、そのまま「経営理念」に言う“4つの対話”と接続し、企業市民としての存在意義・存在価値の問題として普遍化してとらえることができ、「相手の立場に立つ」ということの意味を深めて理解できる。

 このことは、単に企業にのみあてはまることではなく、企業で働く「個人・市民としての社員」にもあてはまるものであり、全社員が「他との関係=対話=やりとりの中で、他の評価・承認なしには“立つ瀬がない”」(つまり「他との関係においてのみ生かされている“システム内存在”」)という基本的な認識を共有することが肝要であり、これはある意味では“一人前の社会人”としてビジネス以前の必須要件であると、植木講師は強調されました。

●サウスウエスト航空の事例ビデオで「ベンチマーキング」のエッセンスを学ぶ

 保坂講師担当の高岡会場は11月17日(月)に、「経営品質アセスメント入門③/組織プロフィール&ベンチマーキング」が開催されました。

 「組織プロフィール」は、前回に引き続いて再講されましたが、これはアセスメント上の重要性にかんがみて再確認を意図されたものです。

 前回に宿題とした重点9項目の明確化が、<お客様の視点での成功要因>への気づきを自己促進する、経営革新の起点であることを保坂講師は再度強調されました。

 また、7月の記念講演で富山会場でも披露されたサウスウエスト航空の事例ビデオを題材にした「ベンチマーキング」のエッセンスを簡易平明に解説されました。

 ベンチマーキングは経営革新の強力な手法だが、他社の好事例に学ぶ際には、目に見える“結果”ではなく、その背景にある「プロセス・仕組み・基本的考え方」を学ぶことが要諦であると力説されました。

 今回は県外から参加された方もおられ、また高岡会場の特色として女性会員が多いことも手伝って熱気に満ちた定例会となりました。