富山県経営品質協議会活動内容 定例会

11月度定例会(魚津会場:05/11/14、砺波会場:05/11/16、富山会場:05/11/26)

●魚津会場:11月14日(月) 開催(於:ありそドーム/植木講師担当)

 「経営品質事始⑤/2.経営における社会的責任」が開催されました。

 企業市民としての社会的責任の本質的意味合い(対他関係における応答能力)についての確認、企業統治におけるルールの整備とルールに基づく手続的正義(フェアプロセス)の重要性、などについての簡明なレクチャーの後、

 「社会的責任の意識」
 「地域社会との関係」
 「戦略的な取り組み」
 の3テーマについて、参加者が自組織の現状と問題点についてセルフチェックを行いました。

 参加者の現場実態に基づく具体的な質問が積極的に出され、活発な質疑応答が行われました。

 特に、社会的責任・社会貢献という言葉の通念的なイメージから大仰な施策を想定するのではなく、まずは法令(ルール)遵守・契約(約束)順守の視点をベースにして、自社の事業・自社の社員の活動の一齣々々が利害関係者にどのようなマイナス影響を及ぼし得るかを具体的に見直し、身近な足元から個別的な改善活動を行うことの重要性が強調されました。

 

●富山会場:11月16日(水) 開催(於:富山商工会議所/植木講師担当)

 「経営品質事始②/1.経営幹部のリーダーシップ」が開催されました。

 組織論の原則を踏まえたリーダーシップの本質的意義の確認レクチャーを行った後、経営者・管理者としての"自ら"のリーダーシップのあり方を

 「価値前提のリーダーシップ」
 「変革推進のリーダーシップ」
 「自律革新型組織の風土づくり」
 の3テーマからセルフチェックしていただきました。

 質疑応答をうけて講師は、「目標と現状のギャップ=問題」の原因(問題点)の追求に対する"深堀り"の不足を指摘し、通り一遍の「対策」に陥らないためには、問題構造学でいう「問題点」の徹底追究(5回のなぜ)を徹底習慣化する必要があることを強調されました。

 高い「目標」設定のない所には、「問題」への気づきのチャンスもなく、従って「問題点の探究~対策」(改善・革新活動)の糸口も見出せないというわけです。

 

●砺波会場:11月22日(火) 開催(於:砺波商工会議所/保坂講師担当)

 「アセスメント基準書研究会⑤/3.顧客・市場の理解と対応」が開催されました。

 組織のあらゆる活動を「顧客の視点」から見直すことが経営品質向上の起点であることに鑑みれば、このカテゴリーが極めて重要なものであることを保坂講師は改めて強調して、顧客・市場の理解と対応の各論を解題・解説されました。

 分けても顧客セグメントに基づくターゲティング(顧客の絞込み=顧客の選択)の重要性について、グッドマンの法則などを援用しながら特に詳説されました。

 「わが社の顧客は?」「そのニーズは?」といったような"一括り"にした問い方では、顧客層別のニーズの違いに応じた個別具体的な業務プロセス展開(顧客価値創造)はできないし、従って「顧客との信頼関係」や「顧客満足の把握」も"一括り"にした"一般論"的なレベルに終始してしまうということです。

 このカテゴリーに限ったことではありませんが、"一般論"的なレベルでの理解(セオリー)と「具体論」のレベルでの現場実践上の課題(プラクティス)とのリアリティの差を踏まえて、両者をリンクする視点を明確に持てるまでしっかり学習することが望まれます。